見たことはあるけど、食べたことはないお菓子。佐藤製菓「松露」は「和風トリュフ」!?

 

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「あっ!このパッケージ知ってる!!」
「昭和っていう感じの渋いお菓子??」
「アメ?なのかな??」
 
スーパーのお菓子コーナーでたまに目にするこの「松露」。
おそらく、すごいロングセラー商品。
(パッケージ裏面によれば、佐藤製菓さんで「約半世紀造りつがれてきた商品」とのこと!)

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「でも、食べたことはない。」
そんなかたが多いんじゃないでしょうか?
 
まさに僕はそうで、知ってはいるけど、今まで食べたことがありませんでした。
 
小さめのパッケージ。
おそらく、砂糖でコーティングされた丸いトリュフ状のものがコロコロと入っている。
アメなのか??
あんこ玉的なものなのか??
 
そもそも「松露」とは何か?
電子版『大辞林』で調べてみたところ、「担子菌類腹菌目のきのこ」とのこと。イラストも入っていて、見た目が似ていないこともないか…?と。これが名前の由来か??
 
「松露」のもう一つの意味は、「松の葉におく露」とのこと。
風雅で儚げな感じですね〜。
この「和風」なイメージは、このお菓子にぴったりな印象。
こっちが名前の由来か???
 
ちなみに、パッと見、形が似ていると思った「トリュフ」の意味を『大辞林』で調べてみると、
「子嚢菌類セイヨウショウロ目のきのこ」とのこと。
フランス松露、西洋松露、とも言うそう。
 
名前の由来、これだ!きのこだ!!
と思わずガッツポーズ。
(ネットで調べれば、本当の名前の由来はすぐにわかりそうですが、敢えて調べず、妄想を膨らませる。そんな楽しみかたもありかな?と)
 
チョコのトリュフは、きのこのトリュフに見た目が似ているからつけられた名前ですよね〜。
このお菓子の「松露」、言ってみれば「和風トリュフ」!!!
 
 
 
まぁ、そろそろ実際にいただいてみます。
パッケージを開けると、ほんのり甘い和菓子風な香り。
取り出して持ってみれば、一つが「意外に重い!」
そして、「硬い!!」

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「松露」どうしがぶつかり合うと、カチカチとかなり硬質な音がします。
 
「これは、やはりアメなのか??」
 
ドキドキしながら、口の中に投入します!
 
ザクッ!ヌヌヌ。
 
ん!?これはアメにあらず!!
 
表面のけっこう厚めの砂糖コーティングの中は、ホロホロ溶けていくあんこ。
サクサクしたコーティングの食感を楽しんでいるうちに、ほわ〜っと溶け出すあんこ。
小豆のやんわりとした風味が広がります。
 
これはかなり美味い!!もっと早く食べるべきだった!!
というのが率直な印象。
 
「和風トリュフ」の実力、恐るべし!!
 
緑茶はもちろん、コーヒー、紅茶にも合う感じです。
 
「チョコのトリュフ」と「あんこのトリュフ」、一緒にお皿に並べて、食べ比べながらのティータイム、是非とも楽しみたいですね〜!