トランプ大統領は法案に署名するか?

昨日の米国株は上昇して終わりました。

米中協議に楽観的な見方が大勢を占めているようです。経済指標がまぁまぁだったことも寄与したようで。


とはいえ、米上下両院で可決された「香港人権・民主主義法案」にトランプ大統領が署名するかどうかで、状況は大きく変わってきそうです。

トランプ大統領自身も、とても悩んでいるようで、香港の人権もとても重要だし、貿易交渉も(一部だとしても)合意したい。

署名を拒否すれば、圧倒的多数(反対は下院の1のみ?)で可決した議会からの批判も高まるでしょうし、署名すれば、中国の強い反発は必至。


12月15日の米国の中国に対する追加関税が発動されるか?も、この先の相場に関して大きなポイントになりそうです。

「発動されないんじゃないか」というようなニュースも出ているようですが、今までの経験からすると、どっちに転ぶか全くわからないと思います。


個人的には、

トランプ大統領は「署名」と「追加関税は無し」を同時に発表。

中国は、「署名」を激しく非難。

とはいえ、米中ともに「一部合意」に向けた交渉は予定通り継続。

年内は無理でも、来年の初頭には、なんとか合意。

となると、いいかなと思っています。