個人投資家の「ESG投資」入門(5)

今日(4/25)の日経平均はまぁまぁ下落しました。

終値は19262.00円。

前日比167.44円安でした。

日経平均VIは、38.64。少し上がりました。

ギリアド・サイエンシスの新型コロナウイルス治療薬の治験失敗の報道や、製造業PMIの数学がリーマンショック以来の悪さだったことなど、ネガティブなニュースが多かったものの米国ダウは微妙に上昇。

日経平均新型コロナウイルスへの警戒感が相変わらず強く、売り優勢の展開。なかなか20000円が視野に入ってきません。

個人的には、この間に投資資金をなるべく増やしておきたいと思っていますが…なかなか。

今日も引き続きESG投資に関して、GPIFが採用しているESG指数を紹介します。

今日は「MSCI日本株女性活躍指数」(WIN)です。

この指数は、時価総額上位700銘柄を対象に「性別多様性に優れた企業」を選んで作られています。

MSCIのHPによると、これらの企業は「将来的な労働人口減少による人材不足により良く適応でき」、長期的に安定した収益が期待できる、とのこと。

政府は2020年までに女性管理職の割合を30%に高める目標を掲げていますが、現実にはかなり低調なまま推移しています。

国際的に見ても日本はかなり低い水準。

一方で、少子高齢化による生産年齢人口の減少は世界的にトップレベル。

日本企業がこれからも安定した収益を上げ続けられるのか?非常に心配になってきます。

HPでは、この指数の組入れ銘柄の性別多様性スコアを見ることができます。

9点台はかなりの高得点なようです。

以下、目に付いたものをピックアップすると、

エン・ジャパン 9.7

資生堂 9.55

イオンモール 9.4

オリックス 9.25

新生銀行 9.25

高島屋 9.22

カルビー 9.1

ワコール 9.03

などなど。

個人的にインカム目当てで銘柄を選ぶ時は、配当利回りと財務状況をチェックするくらいでしたが、ESG指数を元にサステナビリティという視点も加味すると、より安心して投資できるかも?という気がしています。