個人投資家の「ESG投資」入門(6)

今日(4/27)の日経平均はかなり大きく上昇しました。

終値は19783.22円。

前週末比521.22円高でした。

日経平均VIは、34.86。ずいぶん下がってきましたね。

日銀は金融政策決定会合国債買入れの上限額撤廃などの更なる金融緩和を決めました。

新型コロナに関しては、感染拡大の勢いも少し落ち着きつつあるとの見方が優勢となり、日本株にも買いが入ったようですが、売買は低調でした。

ゴールデンウィークも近いですしね。

個人的には、REITを少し買いたいなと思っています。

急落後、先行して買われている物流や住宅系もいいですが、敢えて、今はちょっと厳しいオフィスや商業施設、ホテル系のものを買いたいかな、と。

とりあえず買おうと思っていたS&P500のETFが、僕の資金が整わないうちにけっこう値を戻してきていて、それなら、下落幅の大きかったREITを買おうか、と。

まだ、資金は準備できていないんですけども…

今日も先週に引き続き、ESG投資に関連する指数について。

今日調べたのは、「S&P/JPX カーボンエフィシェント指数」です。

この指数は、TOPIX銘柄のうち、炭素効率性(売上高当たりの炭素排出量の低さ)が高く、炭素排出量に関して十分な情報の開示をしている企業のウェイトを上げる、という方法で作られています。

機関投資家の利用を考慮して、ある程度以上の流動性のある銘柄をベースに、業種が偏らないようにバランスが取られているようです。

また、炭素効率の極端に低い企業や情報開示の不十分な企業、大きな不祥事のあった企業などESGリスクの高い銘柄は除外されるとのこと。

これらにより、「市場全体の環境に関する取り組み、情報開示を促し、株式市場の活性化を目指して」いるそうです。

日本取引所グループのHPでは、この指数の2019年3月18日現在の構成銘柄を見ることができます。

エネルギー、素材、資本財、商業・専門サービス、運輸……といった産業グループ別に、各銘柄のウェイト、1〜10の十分位で表される炭素効率性、そして、カーボン情報の開示ステータス(開示しているか、非開示か)を見ることができます。

TOPIXが親指数で、かなりの銘柄数なので、個々の銘柄の内容については省略しますが、全体的な感想としては、炭素効率性に関して、意外な銘柄が上位だったり、下位だったりして興味深いです。

イメージ的にエコな会社が思った以上に下位な場合がけっこうあって、少なからずショックを受けました。

しっかりデータを見て、銘柄を選択しないと、と改めて思いました。

また、他のESG指数では、スコアの良い銘柄が、炭素効率性をベースにしたこちらの指数ではあまり良くないことも多く、個別銘柄に投資する時にどのように考えるべきか?

悩ましいところです。