個人投資家の「ESG投資」入門(4)

今日(4/23)の日経平均はけっこう上昇しました。

終値は19429.44円。

前日比291.49円高でした。

日経平均VIは、37.77。グッと下げてきました。

米国では、経済活動再開の具体的な計画が出てきています。

それもあって、急落していた原油価格も若干もち直し、株価も大きく上昇。

日経平均も概ねその流れを引き継いだ感じです。

個人的にマザーズ指数の上昇に少し焦るものの、「2番底はある!なかったらなかったで既保有株的にはラッキー」というくらいの気持ちでいます。

今日もGPIFが採用しているESG指数の一つ「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」について調べてみました。

MSCIは、数多くの株価指数などを算出している金融サービス企業で、ニューヨーク証券取引所に上場しています。

GPIFのHPによると「世界全上場株式ETFの中でMSCI指数が最も多く利用され、ESG指数の分野でも最大のシェア」だそうです。

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数は国内の時価総額上位700銘柄を対象に、ESGに優れた企業のパフォーマンスを表すように作られています。

ESG評価だけだと業種が偏ってしまうので、各業種の中から相対的にESG評価の高い企業でその業種の時価総額の50%をカバーする、という方法でバランスをとっているようです。

MSCIのHPで構成銘柄やそのウェイト、ESG格付けが見られます。

格付けはAAAが一番高く、現在、国際石油開発帝石イビデン住友化学積水化学ダスキンオムロンソニーNTTドコモが選ばれています。

2020年2月28日現在の組入れ率TOP10は、トヨタソニーキーエンスKDDIリクルート、三井住友FG、信越化学、任天堂NTTドコモ花王、となっています。

やはり、時価総額の大きなお馴染みの企業が並んでいますね。

個人投資家としては、長期的に安定したインカムを狙って銘柄を選択する時に、配当利回りや財務、今後の売上げや利益の予想などに加えて、ESGの評価も判断材料に加えることがスタンダードになっていくんじゃないでしょうか。