個人投資家の「ESG投資」入門(9)

今日もESG投資に関して、個別の投資信託を見ていきます。

「CAM ESG日本株ファンド」

キャピタル アセットマネジメント

追加型/国内/株式

このファンドの特色は、交付目論見書によると、「ESG(環境対応、社会責任、企業統治)に対する経営目標と態勢整備状況を定量的に分析・評価して、経営力、成長性で優位のある企業に中長期投資」すること。

「ESGの評価項目に基づく企業の取組みを定量的に評価」したESGスコアと財務面の分析・評価を総合して銘柄選択を行います。

投資比率は「ESGスコアに基づいて」決定するそうです。

信託期間:無期限

繰上償還の条件:「残存口数が減少し運用が困難となった場合」、「信託契約を解約することが受益者のため有利であると認めるとき」、「やむを得ない事情が発生したとき」

購入時手数料:3.3%

信託財産留保額:なし

信託報酬:1.496%

販売会社

SBI証券

カブドットコム証券

・キャピタル・パートナーズ証券

共和証券

大熊本証券

東武証券

・日産証券

松井証券

マネックス証券

楽天証券

請求目論見書には、2020年2月28日現在の投資有価証券の明細が30位まで出ています。

投資比率上位10位まで見てみると、

中外製薬

東京エレクトロン

ダイキン工業

富士通

ソニー

・ディスコ

HOYA

エーザイ

シスメックス

花王

となっています。

個人的な感想として、目論見書の中で、世界のESG投資の現状や、ESG投資の特徴など、丁寧に説明しているところに好感が持てます。

個々の銘柄に関しては、他の投信やESG指数とは、また違った選択がされていて興味深いですね。

ソニー花王など、ESGの常連組(?)もランクインしていますが、他ではあまり上位で見かけない企業もあって、是非Webで、具体的なESGの取り組みについて調べてみたいです。

それにしても、キャピタル アセットマネジメントのHPはとてもわかりやすいですね。

徹底して、投資初心者でも大丈夫なように作られている感じがします。

キャピタル アセットマネジメントは2017年1月に日本初の日本株対象の個人向けESG投資ファンドを立ち上げたんですね〜。

ESG投資に個人として、どのように取り組んでいくか?手探りを始めたばかりですが、様々なファンドの投資スタイルから学べることも多いな、と思います。