個人投資家の「ESG投資」入門(7)

今日(4/28)の日経平均は微妙に下落しました。

終値は19771.19円。

前日比12.03円安でした。

日経平均VIは、また下がって、33.35。

前場は「ゴールデンウィーク前に、とりあえずの利益確定売り」という雰囲気で軟調でしたが、大引けにかけてグッと値を戻しました。

世界的に見ると、経済活動を再開した地域がポツポツ出てきていますが、原油先物の6月物も大きく下落。

まだまだ、相場回復とまでは言えない状況でしょう。

今日も引き続き、ESG投資に関して、GPIFも採用している指数について調べています。

S&Pグローバル大中型株カーボン・エフィシェント指数(除く日本)」

この指数は「S&Pグローバル大中型株指数」の構成銘柄のうち、炭素効率性(売上高当たりの炭素排出量の少なさ)が高い企業をオーバーウェイトし、低い企業をアンダーウェイトして作られます。

S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのHPで、この指数の構成銘柄を見ることができます。

構成銘柄の表示は基本的に「S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数」と同じで、産業グループごとに「ウェイト」、「十分位の何番目か」「カーボン情報開示の有無」がわかります。

参考までに各産業グループ十分位の1にランクされている企業をいくつか挙げておきます。(極々一部です)。

BMW

ダイムラー

・タタ

バーバリー

・アリババ

エスティローダー

マスターカード

・ビザ

・アップル

などなど

グローバル大中型が親指数ということで世界的に有名な企業が多いですね。

この指数から得られる情報をどのように実際の投資に役立てていくか?

とても悩ましいところですが、炭素効率の良い企業を知ることができるので、相対的に炭素排出量の多い産業グループの中の高効率企業に個別投資するというのも一つの方法かもしれないですね。